庭と暮らし
楽しい、うれしい。ジューンベリー収穫。
自宅の南側、日当たりのよい場所にジューンベリーの木を植えています。
5月中旬から6月初旬は、我が家の庭で、ジューンベリーが主役になります。赤い実が次々と熟していき、私と子供と野鳥たちが、代わる代わる実を収穫しているような日々が続きます。
家から外へ出た瞬間、ジューンベリーの木から野鳥が飛び立っていくのは、収穫時期おなじみの光景。そんな鳥たちの姿に急かされるように、子供たちは精一杯背伸びをして、私はハシゴを持ち出して、赤い実に手を伸ばしています。
鮮やかな赤色から濃い赤紫色に変わったら食べ頃のサイン。食べ頃の実は、少し触るだけでポロっと簡単に採ることができます。(下の写真は、まだ熟していません。子供たちが待ちきれず、すぐに採ってしまうのです…甘みは少なめですが、喜んで食べています)
収穫した実は、我が家では、そのまま食べたり、凍らせて食べたり、アイスクリームやヨーグルトのトッピングにしたりしています。すぐに無くなります。ジャムにすることもできます。ジューンベリーの実はスーパーなどで売られていないので、食べられるのは、育てている人の特権です!
赤い実に夢中になる我が子たちを見て、「いつまで楽しんでくれるかな」とふと思うことがあります。子供たちが大きくなり、今のように一緒に収穫してくれなくなっても、幼少期のゆたかな記憶のひとつとして残ってくれたらいいなと思っています。
ジューンベリーの木は、生長がゆるやかで、野性味ある樹形が美しい、庭木におすすめの樹種です。実の収穫が楽しめるので、お子さんがいるご家庭にぜひおすすめしたいです。
赤い実はもちろん、春に咲く白い花や、秋の紅葉、冬の落葉など、季節ごとの表情が楽しめる素敵な木です。